社会人からの教員採用試験

1.社会人から教師を目指す人たちへ

特例選考で受けるからには

一般選考で受験する若者とは

別枠なわけです。

採用する側の立場を考えれば、

一般選考枠からは

新卒や第二新卒レベルの

フレッシュで熱意のある若手教師を。

対して、

特例選考枠からは

キャリアがあり、即戦力になる教師を

選ぼうとしているはず。

学校では

やはり臨任等で教育現場を

よく知っている人のほうが有利。

私学の登録をしたことがありますが、

学校以外で勤務していると

それをメリットと受け止めてくれる

ところは少ないんだなと痛感しました。

公立も然り。

臨任の登録をして、

ずっと話が来るのを待っていましたが、

現役で臨任をしている人から

優先的に配属されていくため

全然話が回ってきません。

実は・・・

昨年度から複数の自治体に登録し、

仕事は3月末で辞めて、

この4月から先生をする気で

準備してきた私ですが…

結果、むなしく無職 (涙)

先生としてのスキルがあり、

即戦力となる人が優遇される業界で

厳しい現実を突きつけられました。

考えてみてください。

そんな教育業界に

社会人からチャレンジしようと言うのは

相当ハードルが高いものなのです。

そして、

学校現場では、

結構、臨任で働いている先生たちが

いることにも触れておきます。

正直、臨任の先生たちは結構優秀です。

え⁉ 正規の先生じゃないんだ…と思うほど。

大卒で初々しい初任の先生に比べ、

ベテランじゃん…と思ったりします(笑)

なので、

指導力の問題うんぬんではないのです。

その先生が

面接が苦手だったり、

アピール下手だったり、

普段の良さを発揮できないがため、

なかなか採用に至らないケースも

あるんです。

そんな現状を踏まえ、

社会人から教師を目指すとなると、

学校現場を全く知らないでいると

即戦力になるわけもないと

おわかりかと思います。

学校に限らず、

異業種への転職は

どの業界でも難しいもの。

少し脇道に反れましたが、

まずは教育現場を知ること。

知り合いの先生に

直接話を聞くというのもいいだろうし、

教育論文対策の本や雑誌などで

今日的な教育の課題の把握に

努めるとよいかと思います。

そして、

これまでの諸々の経験を振り返り、

教育現場では

どんな指導に結びつけられるのか

じっくり模索してみてください。

先生として、

どんな分野が得意なのか。

教科指導、部活動…

それから何と言っても

一番アピールできるのは

社会人としての経験です。

ん⁉と思われたかもしれませんが、

正に、その言葉通りなんです。

ずーっと学校しか知らない先生に勝るもの

それは

学校以外の社会を知っているということ。

自分がいた業界についてはもちろん、

就職活動をして見てきた

様々な業界について知っているというのが

最大の強みと言えます。

意外と、

学校の先生たちに話を聞くと

先生になること以外の選択肢を考えてなくて

民間への就職活動をしたことすらない

という先生が多い。

私が生徒なら、

社会に揉まれた経験を持っている大人から

会社で働くことについて

教えてほしいと思います。

進路指導で

その強みを発揮してください。

これまで、

社会人から先生になるのは

厳しいかもという話をしてきましたが、

進路指導の観点から考えていくと

教育現場しか知らない先生たちには

太刀打ちできないものがあるんだと

自信を持ってアピールできるのでは⁉

採用試験は

教師になるためのステップです。

面接や論文で

唯一無二の自分の強みを

存分にアピールしてください‼


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