論文 試験本番

合格論文を書くポイントは
自分にしか書けない教育論文を
自分の言葉でしっかりと書くこと、です。


では、課題文を分析。
2017年7月 東京都の教員採用試験です。

小学校全科以外の校種・教科の論文問題。

私は社会人経験者枠での受験で、
選択したのは生活指導のほうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

委員会活動について (昨年度反省)
・自らの役割を責任をもって果たすこと
➡できなかった (多数の生徒)

・自らの果たす役割は何かということを
 自覚していない生徒が多い (教師観)

※ 生活指導部の重点事項
『自らの役割を責任をもって
  果たすことができる力を育む』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

論文を書く前に
頭の中でこんなことを考えました。

委員会の活動に取り組んでいても
自らの果たす役割とは何かを
自覚できていないというのは・・・
活動が主体的ではないからだ。

恐らく
前年の踏襲で進められているような
状況なんだろうなぁ。

決められた分担を
淡々とこなしてるような感じで
きっとつまんないんだろうなぁ。

生徒たちが
自分たちで学校をよりよくしようと
活動を工夫するような段階では・・・ない。

まずは、
委員会活動以外のところから
考えてみよう。

日常の生活指導の中で
自分ならどんなことができるか。

私自身、
「自らの果たす役割」を意識して、
大きな行動に出たエピソードがある。

それを生徒たちに話そう。

しかも、それは
周りから大反対される中、
押しきって、信念を貫き通した実体験。

それらをベースにした上で、
委員会の活動内容を充実させる。

受け身の姿勢を解消すべく、
生徒たちが
楽しんで取り組めるものにする。

第一段階として、
教師側から
全校を巻き込んで行うタイプの活動など
みんなが楽めて、
かつやりがいを感じられるような内容を
提案してみてもよい。

具体的なことは
生徒たちの話し合いで
決めていけばよい。

また、校内にとどまらず、
地域を巻き込んで活動するのも手。

そして、
教師の介入がなくとも
生徒たちで
様々な活動案が出るようにつなげていく。

このような感じで
私なりの具体的な手立てを
もっと詳しく書きました。

注意したいのが、
部会のメンバーとしての立場で
論述するのが条件なところ。

こーいうことを提案し、
みんなで実践していく、というスタンスで
「組織的な取り組み」について書くこと

さらに、個人では・・・
特定の委員会を例に
こんな指導を実践できますよと
自分の得意分野をアピールしました。

そして、
前ページの構成編でも書きましたが、
最後の段落では
教師として、これまでの経験を強みに
課題にあるような力を育む教育を
実践していく、と決意表明。

もちろん、「これまでの経験」の部分は
漠然とした表現ではなく、
相手に明確に伝わるように
具体的なことを綴りました。

一般論ではなく、
自分にしか書けないものを
自分の言葉でしっかり書くこと。

社会人経験者の中でも
差別化を図るべく、
自分にしかない経験談や強みを
存分にアピールすればよいのです。

ただし、
教育論文であることが重要なので、
制約がある字数の中で
経験はコンパクトにまとめる必要が
出てくるかと思います。

練習過程で、
何度も練り直しておけば、
本番でも大丈夫でしょう。

さて、
論文試験を受けて、
一ヶ月後に出る一次選考の結果ですが…

合格。

無事に次のステージに進めていました‼


#2017年 #教員採用試験 #東京都 #中高
#論文 #分析 #生活指導 #構成 #強み #合格
#社会人 #アピール #差別化 #組織的

0コメント

  • 1000 / 1000

asamasukune

社会人から教員採用試験 合格!