教員採用試験の結果が出ました。中高で、社会人枠での受験をして合格!!・・・無事に合格できていたのが未だに信じられません。何度も受験番号を確かめました。というのも、かつての私は筆記で涙した側だったのです。正規の高校教師になるのはハードルが高すぎるものとあきらめていました…。私には絶対に合格などあり得ないと試験を受けることさえせず、避けてきた側の人間なもので;受けたところでわかりきった答えを突きつけられるのがこわかった。…というのが、本音です。ただ、例え、受験したとしてもいろんな面でスキル不足は明白でした。そこを鍛え上げなければ !親との約束で、20代は好きにやりなさいと後押ししてくれたこともあり、社会人生活3年間の貯金を元手にふるさとを離れ、無職のまま上京。がむしゃらに学べることを学びまくろうとしました。というか、好きなことに全力投球。のめり込むようにとことん楽しみました。人生、後悔だけはしたくないのでチャンスがあればそれをものにしようと奮闘。そして、だいぶ回り道をしてしまいましたが、自分の経験値を高めたことが今回に結びついたのだと思っています。私の社会人生活は高校で講師をしたことにはじまり、紆余曲折しましたが、当初いたいと思っていた念願の場所に今度は正規採用で戻れます‼あ、まだ中高どちらかわかりませんが。この場をお借りして、応援してくださった皆様へ感謝します。また、このサイトをご覧...
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社会人から教員採用試験 合格!
30分程度の個人面接。面接官は3人。集団面接のときと同じ面接官で、聞かれるのは以下の3つの観点。はじめに、課題で二次選考当日までに用意した単元指導計画関連の質問。面接官はあらかじめ目を通して内容は把握されてますが、補足説明を求められます。ここで学習指導力をチェックされる。次に、同じく二次選考当日までに用意した面接票に関連した質問。志望動機など。熱意や人間性、教師としての適性が見られます。ありきたりな答えではなく、ここは、自分のコトバで思いの丈を面接官にぶつけてください。最後に、こんなときどうしますか?という学校現場であり得るケースモデルを例に生活指導力を問われる質問。現場を経験していれば、ごくごく普通に答えればいいだけ。☆面接が苦手な方へ☆かつての私も・・・面接が大の苦手でした。学生時代、現役就活生のときにはこんなことを言われたことが。「暗記してきたでしょ」・・・図星でした。面接官にはバレバレだったんですね;でも、面接は緊張してしまうし、あらかじめ準備しておかないと質問されても頭が真っ白になりそうで結果、志望動機など想定される質問の答えのメモを何度も口にしているうちに暗記してしまっていました。今思えば・・・暗記した文を言ったところでなんだか薄っぺらいですよね。きれい事を述べてただけで熱意は届いていなかったかもしれない。社会に出て、これまで転職活動を幾度か経験し、面接に対する姿勢が変...
二次選考当日までに用意する課題に単元指導計画がありました。正直、書いたことはありません。学習指導案とて、最近は書く機会もなかったので…10年も前に書いたことあったっけ⁉レベル。なので、徹底的に勉強することにしました。単元をどこにするかは指定がなかったため、自分の得意分野をアピールするチャンスとどれにしようか練りました。私(専門が国語)は、国語表現の授業にしようと決めてはいたのですが、<話す>にするか、<書く>にするか思案。ただ、面接票とのバランスを考えて、<話す>の指導については具体的に実際どんなことをしたのか書いたので、かぶらないように<書く>の指導についての提案を選択。実は、マスコミ時代に高校の先生からのオファーを受けて、表現が苦手な生徒たちに講義とワークショップをしていました。そんな経験があったので、面接票にはそのときのことを書いたのです。さて、肝心の単元指導計画ですが・・・当たり前だけど、想定した生徒の実態を踏まえて、授業を組み立てていく必要があります。授業の目安時間がたとえ、3時間の単元でも生徒の実態を踏まえて、たっぷり時間をかけたいところなら5時間で構成してもかまわないのです。工夫できるところは様々。・導入でどう生徒をひきつけるか。・1時間内での活動の充実化。・個人学習のほかに、ペア学習・グループ学習を効果的に etc.と...
一次選考の結果通知と一緒に二次試験までの課題があります。面接票。これは、じっくり練り直してたっぷり時間をかけてから清書。ここでも意識したのは自分のよさを存分にアピールすること。指導に生かせる教科等では、1つに的を絞ることに。実際に、生徒への指導経験があれば書かない手はありません。私は高校のワークショップで講師を依頼されたときのエピソードを書きました。導入、展開、まとめ。成果について生徒の反応から分析。今後は継続的な指導をしたいとしました。また、これまでの経験については放送業界にいて、視聴者を意識した番組づくりをしてきたこと、特に専門知識がない人に対しても流れを工夫し興味関心を持てるようにしたことに触れ、今後は苦手意識がある生徒へわかりやすい授業をするようにしたいと。自分がどんな成果を出したのかのアピールではなく、どんなことを心がけて仕事に取り組んできたか。それを教師という立場になったときにどう生かしていくのか。そういう姿勢が見られるのだと思います。#教員採用試験 #二次試験 #面接 #課題#面接票 #教師 #アピール #分析
①基本的な生活習慣②他人を思いやる心や生命を尊重する心③積極的に社会参画できる力④良好な人間関係を築く力私が受験競争した自治体ではいずれかに関する問題が出題。受験者4人で部屋に入ると3人の面接官がおりました。私たちのグループは②が出されました。課題の発表があったのち、3分程度の時間が与えられ挙手した順に意見をいいます。メモをしても構いません。ひとりひとりが自分の考えとそれを実現するための具体的な取り組みを発表。具体例を大きく括ると地域と関わる活動についてが多数意見に出ました。ただ、具体案は様々で…。さて、一巡したのち、集団での話し合いにうつります。出された課題は、同じ学年の先生という設定で「1つの意見」にまとめなさい、でした。私にはどの方の意見も尊重すべきもので1つにしぼるというのは難しく感じました。そもそも、具体的な取り組みを1つにしぼれと言われているわけではないんですよね(笑)ただ、話を進める意味でも特に重点的に取り組む活動について考えてみてはどうかと提案しました。私たちは、高校1年の担任で年度初めという設定で話し合いを進めることに。入学したばかりの1年生に「他人を思いやる心」を育むためには…。私は他人のことを考えられる心の余裕を作るにはまずは本人が自信を持つこと、安心できる環境からだと考え、提案。教師が生徒のよさを認めること。適宜、よさを伝えること。自分が認められると、視野が...
合格論文を書くポイントは自分にしか書けない教育論文を自分の言葉でしっかりと書くこと、です。では、課題文を分析。2017年7月 東京都の教員採用試験です。小学校全科以外の校種・教科の論文問題。私は社会人経験者枠での受験で、選択したのは生活指導のほうです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・委員会活動について (昨年度反省)・自らの役割を責任をもって果たすこと➡できなかった (多数の生徒)・自らの果たす役割は何かということを 自覚していない生徒が多い (教師観)※ 生活指導部の重点事項『自らの役割を責任をもって 果たすことができる力を育む』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・論文を書く前に頭の中でこんなことを考えました。委員会の活動に取り組んでいても自らの果たす役割とは何かを自覚できていないというのは・・・活動が主体的ではないからだ。恐らく前年の踏襲で進められているような状況なんだろうなぁ。決められた分担を淡々とこなしてるような感じできっとつまんないんだろうなぁ。生徒たちが自分たちで学校をよりよくしようと活動を工夫するような段階では・・・ない。まずは、委員会活動以外のところから考えてみよう。日常の生活指導の中で自分ならどんなことができるか。私自身、「自らの果たす役割」を意識して...
本番同様の書式に慣れておくことをお薦めします。受験する自治体の過去問を調べて、横のマスがいつくで行はいくつ、字数はどのくらいなのか確認してみてください。例)原稿用紙 横35マス×30行 1050字以内➡Excelで原稿用紙のフォーマットを作成。 拡大して、A3横サイズのものに。何枚かコピーしておき、練習は手書きでするようにしました。次に、構成についてですが過去問からどのくらいのバランスでそれぞれの段落を書けばよいかざっくりつかんでおきます。東京都の場合。「具体的な方策を2つ挙げ、 それぞれ10行程度で」とあります。[1] 導入[2] 具体策① (10行)[3] 具体策② (10行)[4] まとめ[1]と[4]で残りの10行を書くことになります。論文は1つの正解があるものではないし正解の書き方というのが決まっているわけではありません。が、たった30行しかない文章でアピールするには・・・私の場合ははじめの段落で結論を述べました。例)課題となっている力を身につけさせるために具体策①、②の教育を実践します。と、はじめに示してから、そのあとで詳しく書き、最後に書くのが、「決意表明」を含めたまとめ。整理しておくと、このような段落構成になります。[1] 結論[2] 具体策①[3] 具体策②[4] まとめ(決意表明)#教員採用試験 #論文 #過去問 #分析#原稿...
過去問を分析してみると、私が受験した自治体では、学習指導か生活指導についてどちらかを選択して論述するタイプの問題が出されています。例えば、前者は習熟度の差に応じた指導をどう工夫するかといった教科について具体策を書くもの。そして、後者は、教科外の観点から社会性の育成についてどう取り組んでいくかといったもの。さらに、生活指導についてはこんな文言があるのを忘れてはいけません。「生活指導・保健指導部の一員として」述べなさいと指示されています。つまり、ここでは、組織的な取り組みを書くことが求められているのだということを認識しなくてはいけません。求める教師像をチェックすると、「組織人としての責任感、協調性を有し、 互いに高め合う教師」とあります。ここからもわかるように組織的に学校をよりよくしようと実践していけますよということをアピールすればいいわけです。社会人経験者として教員論文を書くにあたり、考えました。学習指導or生活指導どちらが自分をアピールしやすいか。受験する教科やこれまでのバックグラウンドにもよりますが、私は生活指導にしぼって論文対策することにしました。そのほうが、自分の強みをアピールしやすいと考えたからです。#教員採用試験 #論文 #過去問 #分析#社会人 #特例選考 #学習指導 #生活指導#教育課題 #把握 #組織的な取り組み #求める教師像 #責任感 #協調...
社会人経験者の枠で教員採用試験を受ける場合。論文では、「社会人としての経験を踏まえて」論述することが求められます。参考にしようと、本屋に並んでいる論文対策ものに目を通しましたが、多くが初めて採用試験を受ける人を対象に書かれたものでした。なので、本にある例文レベルの内容では合格ラインに達するのは厳しいと思ったほうがいいかもしれません。ただし、受験される方が教育現場を全く知らない場合などどんなことが教育課題なのかを把握する意味で一読するのはよいかと思います。因みに、私が購入したのは「差がつく 論文の書き方」です。先にお話した通り、答案例の内容には物足りなさを感じましたが、そこは自分で意識して社会人レベルの論文にすればよいだけの話。どんなことが論文課題になっているのか。受験する自治体だけでなく、他の自治体を見ると、似たようなことが問われているのがわかったりもします。傾向をつかみ、ポイントを理解したら、例文はさらっと流して…(笑)あとは実際に論文を書いてみましょう。#教員採用試験 #論文 #過去問 #分析#社会人 #特例選考 #学習指導 #生活指導#教育課題 #把握 #練習
特例選考で受けるからには一般選考で受験する若者とは別枠なわけです。採用する側の立場を考えれば、一般選考枠からは新卒や第二新卒レベルのフレッシュで熱意のある若手教師を。対して、特例選考枠からはキャリアがあり、即戦力になる教師を選ぼうとしているはず。学校ではやはり臨任等で教育現場をよく知っている人のほうが有利。私学の登録をしたことがありますが、学校以外で勤務しているとそれをメリットと受け止めてくれるところは少ないんだなと痛感しました。公立も然り。臨任の登録をして、ずっと話が来るのを待っていましたが、現役で臨任をしている人から優先的に配属されていくため全然話が回ってきません。実は・・・昨年度から複数の自治体に登録し、仕事は3月末で辞めて、この4月から先生をする気で準備してきた私ですが…結果、むなしく無職 (涙)先生としてのスキルがあり、即戦力となる人が優遇される業界で厳しい現実を突きつけられました。考えてみてください。そんな教育業界に社会人からチャレンジしようと言うのは相当ハードルが高いものなのです。そして、学校現場では、結構、臨任で働いている先生たちがいることにも触れておきます。正直、臨任の先生たちは結構優秀です。え⁉ 正規の先生じゃないんだ…と思うほど。大卒で初々しい初任の先生に比べ、ベテランじゃん…と思ったりします(笑)なので、指導力の問題うんぬんではないのです。その先生が面接が苦...
こどもがお腹の中にいた頃、私はマスコミで働いていました。キー局の報道で国内の事件・事故など主に首都圏ネタを中心に扱う社会部という部署で。報道フロアはニュースのオンエア直前になると緊迫していて、ぎりぎりでしあがってくるニュース原稿、それに合わせた放送用の映像、視覚的にフォローするための字幕スーパー…複数名でのチェックを終えて、いざ放送。学校では、廊下や教室は走らないと教わりますが、ここは論外。報道フロアはほぼ全速力で駆け回ってて、非常にバタバタしています。担当記者がスタジオ横の映像送出卓にたどり着くのはそのニュース項目が始まる数秒前かあるいは下手すると駆け込みながら字幕スーパーを出す指示を出すことも。突発のニュースが起きると瞬時にそれぞれが持ち場につき、凄まじい集中力とチームワークでトップニュースに突っ込みます。そんな現場で・・・妊婦時代の自分も走らざるをえませんでした。つわりが酷くても取材で現場に出してるから夜勤できる人がいないから…と引き受けざるをえませんでした。自分でも負荷をかけてしまっていたとわかってはいましたが、仕事が仕事なだけに仕方ない部分もあり、産休に入るよりも前に切迫早産で入院。さらに、肺の機能が成熟していない28週で破水してしまい、救急車で搬送。その後は外の世界と遮断され、集中治療室での生活が待っていました。詳細はコチラ⬇http://asamasukune.cra...
高校の先生を目指して、社会人から教員採用試験にチャレンジ。(2017年夏)結果は合格!2018年からは正規で中高国語教員です。